自然農法とは?

草も土も、そして田畑もあるべきままに

浅田ファームが作る作物は、化学合成農薬、化学肥料、遺伝子組み換え技術等は一切使用していません。
昔の日本の田畑は、必要な養分をすべて周りにあるものから吸収しながら、自然のなかでおいしい米や野菜を作っていました。
そしてそれが、自然の循環の中に組み込まれ、里山の美しい景色を作っていたのです。

田圃はワラだけ、畑は草と竹チップのみ

浅田ファームのふかふかの土は、棒を差すと1m以上ズブズブと埋まっていきます。
近代農業はより多くの収穫量を狭い土地の中で作ることを目的としており、それが化学肥料や農薬の使用へつながっています。
そうやって作物を効率よく作るためだけに作られた土は自然の循環の枠の中に入ることができません。
浅田ファームの土は、微生物が作ってくれます。
土の中の微生物が自ら栄養を作り、豊かな土を作ってくれることで、おいしい米や野菜ができるのです。

腐敗と発酵のシステム

漬物や味噌、醤油、納豆、酒、煮物など、発酵食品は、昔から日本の生活の中に組み込まれてきました。
たとえば土や野菜が「腐敗」していると、ミミズや虫が分解して食べていきます。
土や水が「発酵」すると、微生物が元気になり、病気や虫も寄り難くなり、美味しくなるのです。
本来の里山ではこの腐敗と発酵のシステムが完全な形で循環し、おいしい作物を作っていました。
浅田ファームでは、田畑を「作る」のでなく、自然と微生物が作ってくれる環境を良い状態になるよう「整える」のが仕事です。

土をもとあった形にもどす

浅田ファームの畑は、まず「田畑をもとあった元気な形に戻す」ところからはじまります。
つまり浄化して微生物が活発にはたらく土に戻すのです。
まずは作物を植え、今迄の土中の窒素肥料を抜く作業を行います。
この作業からおいしい作物ができるまで、1~数年かかります。


グラフ:城雄二作

草は必要だから生える

草は、地下の微生物層が少ないと細いイネ科の草、スギナ等が生え、 微生物層が増えてくると、丸い葉の草に代わり、さらに増えると、草が減り、種類も数種以下になります。
つまり、微生物が増え良い状態の土になるとと徐々にやわらかな葉の草になり、種類も減って行くのです。
畑に適した土かどうかは、草を見ると分かるのです。


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